見上げた空に赤い星あたたかい命の明滅に似ている
腹の奥で燃えているのは遠い宇宙のなごり
終わりゆく世界に傷あるものの歌はやたら煌々と聴こえる
やり過ごすにはあまりに切ないその小さな音さえ忘れられない
生まれるより昔幾億の明日大きらいの後味噛みしめて生きるよ