僕と私の黎明

初秋のアニベルサリオ
今一度告げる別れ
また会う日まで

予め知っていたなら
きっと私は泣いた
たぶん僕もそうさ
そして二人果てたと思う
なんて気持ちいいの

遠浅の海から
はじまりの音がする
白みはじめた空に
シャツを脱ぎ捨てて
心まで裸で
波にくだける
僕と私の強がり

お楽しみはこれから
隠しごとはなしで
ねえ背中を押して